1: 名無しさん：2021/04/25(日) 23:37:09.52 ID:oy0MPqDT9.net

移動体通信事業者の楽天モバイルが、米アップル製のスマートフォン「ｉＰｈｏｎｅ」シリーズの一部機種の取り扱いを３０日から開始することを発表し、ネット民の間で３強中心だった業界勢力図に異変が起きそうだとの声があがっている。

　同社がｉＰｈｏｎｅのＯＳであるｉＯＳにも正式に対応すると明らかにしたのは、２２日の発表会。アップルからの正規ルートで仕入れたｉＰｈｏｎｅを販売する携帯キャリアとして、国内ではソフトバンク、ａｕ、ＮＴＴドコモに続く４社目。これまでは、米グーグルのＡｎｄｒｏｉｄ　ＯＳを採用した端末のみを扱っていたが、世界の中でも特に日本での人気が高いｉＰｈｏｎｅの扱いが始まることで、新規ユーザー開拓、競合他社ユーザーの転入増に影響するとみられる。

　今回楽天で販売開始されるのは、最新の「ｉＰｈｏｎｅ１２」シリーズ４機種と第２世代の「ｉＰｈｏｎｅ　ＳＥ」で、一括払いと２４回または４８回の分割払いで購入できる。それ以外の機種についても、バージョン１４．４以降のｉＯＳがインストールされた「ｉＰｈｏｎｅ　６ｓ」以降であれば、３０日以降に正式対応機種となる。このため、ＳＩＭロック解除済みの対応機種をすでに持っているユーザーが、ＳＩＭのみの契約で楽天回線を利用できるようになる。また、ｅＳＩＭにも対応。この場合は申込完了後最短５分で開通するという。

　ｉＰｈｏｎｅの販売開始にあわせ、料金プランの「Ｒａｋｕｔｅｎ　ＵＮ－ＬＩＭＩＴ　ＶＩ」に初めて申し込んだユーザーを対象に、最大２万ポイントを付与する発売記念キャンペーンも実施する。

　ツイッターでは、「ついにきたか！！！」「おっ、やっと正式対応」など歓迎の声が相次いだ。中には、すでに楽天モバイルのＳＩＭカードを差して利用しているｉＰｈｏｎｅユーザーも見られ、「今まで裏技使ってｉＰｈｏｎｅ７で楽天モバイル使ってたけど、これで気兼ねなくｉＯＳアップデートできる！」と正式対応を喜んでいる。

　記者発表の内容について、一部には「え、これで終わりｗｗ？」「重大発表って、ｉＰｈｏｎｅ発売するで！だけかよｗ」など、ｉＰｈｏｎｅ以外の新たなトピックがなかったことに落胆するコメントもあった。しかし、多くのツイ民は「これはすごいぞ、他のキャリアが食われる」「三大手からの流入が期待できますね。日本でのｉＰｈｏｎｅ取り扱いは大きな武器と思います」など、ｉＰｈｏｎｅを取り扱えるか否かが、契約者数の伸び、ひいては４キャリアの勢力図に大きく影響すると見ているようだ。

　実際、「楽天と迷いに迷ってｉＰｈｏｎｅが使えないって理由でＵＱに替えたばっかり」「わ！俺のＳＥちゃん使えるやん　乗り換えるかな」「ＵＱとお別れする時が来た」など、ｉＰｈｏｎｅを業者選択の基準としているユーザーの書き込みも見受けられた。

　店頭で回線契約とセットで購入した場合は、初期セットアップのサポートも期待できるため、「一般の人たちはＳＩＭカードすら扱えないので、セット販売があるか無いかでは大違い」と、ＩＴ機器を苦手とするユーザー層にまで広くアピールするのではないかとの見方もあった。

　「ｉＰｈｏｎｅ　ＸＳ」「同　ＸＳ　Ｍａｘ」「同　ＸＲ」以降の機種では物理ＳＩＭスロットに加えて、ｅＳＩＭも内蔵しており、２回線の同時待ち受けが可能だ。これを活用し、専用アプリを使った音声通話が無料で使える楽天のｅＳＩＭを契約、現状の他社主回線契約を維持しつつ、楽天の回線を通話専用として使い分けようと考えるユーザーも散見される。「サブ回線として使いやすくなってええやん」と柔軟な運用ができる点も注目されている。

　好意的な受け止めが目立つ一方で、「あとは回線の電波とエリアやなー」「で、ｉＰｈｏｎｅ１２で楽天の５Ｇつかめるの？それが１番気になってる」と、電波のカバーエリアの狭さを指摘する声も。現ユーザーからは、「副回線で楽天使ってるけどこの前ＬＩＮＥで仕事の電話しようとしたら岩手のとある田舎で繋がりませんでした…。電波頑張って…」「ｉＰｈｏｎｅより電波が欲しい…」との切実な訴えも見受けられた。

2021年4月25日 15時0分